心の風邪

おいしい食べ物をおいしくいただけることは、体の健康だけでなく心にも働いて心を元気にしてくれます。ところが、何かをきっかけにして食べることが怖くなってしまったり逆に苦しくなってそれを通りすぎても食べてしまう摂食障害というデリケートな病気があります。

最近では、心の風邪とも呼ばれるうつ病と摂食障害の関係についての研究が進んでいます。

摂食障害がうつ病を起こすという説とうつ病が摂食障害を起こすという説と両方あり、摂食障害とうつ病が無関係ではないことは確かなようです。摂食障害とうつ病の患者さんでは、どちらもストレスに反応して分泌されるホルモンのコルチゾールが高い数値を示すことがわかっていますし、コルチゾールの過剰な分泌に関係する視床下部が食欲をつかさどっていることもわかっています。

摂食障害が先かうつ病が先かはまだ研究の途上ですが、どちらも治療には長い時間が必要な心の病気ですので信頼できる専門の医師の指導で気長に治療していくことがポイントです。