抗うつ剤が摂食障害の回復につながった

私の摂食障害の発症はとても早く、小学校5年生の時からです。発育がよく、身長が高かったので、その分体重もほかの生徒より重かったのがコンプレックスで、ダイエットを始めたのがきっかけでした。

いわゆる過食嘔吐を繰り返していました。そのうち、嘔吐の行為は体にリスクが高いと感じ、高校2年生の時に嘔吐はやめました。しかし、過食の症状は続いていて、体重は75kgまで増えてしまいました。

大学に入り就職してもストレスからくる過食はやめられず、35歳まで続いていました。もうどうしようもないとあきらめていたのですが、あることがきっかけで過食を辞めることができたのです。

それはうつ病の発症がきっかけでした。過労からくるうつ病で仕事を辞め、抗うつ剤を飲み始めたのですが、これが思いもよらず過食症にもよく効いたのです。主治医も、抗うつ剤が摂食障害の治療にも効果があるということでした。

過食の衝動はなくなり、体重は49kgまで自然に落ち、今は健康体重の54kg(身長166cm)を維持していています。

大切なのは摂食障害は病気だとしっかり自分で認識すること。そして、すべての摂食障害の方が治るとは言い切れませんが、精神科での治療はとても重要だと思います。一人で悩みを抱えるのではなく、思い切って専門医に相談してみるのが治療への第一歩だと思います。