自分の作った料理を、母親に食べるよう強要する

摂食障害の患者さんでは、自分が作った料理を家族など身近な人に食べることを強要するという行動パターンが見られることがあります。例えば優に数人前はあろうかというチャーハンや揚げ物などを用意し、母親などに全部食べることを求めます。

この言動は、摂食障害の人では食べる量の基準がわからなくなっていることも原因のひとつです。「これだけの量をお母さんが食べれば自分だって食べても大丈夫なんだ」という基準や安心感を得るための心のメカニズムです。

ですから、明らかに多すぎの料理を作って食べるようにすすめ「食べ終わるまで待っているから」なとど言ったりします。

摂食障害の人にこの行動パターンが現れると、作ってすすめる料理の量がだんだん増えたり「何分以内に食べ終わって」など時間的に制限を設けたりしてがんとして食べることを強要するケースが多く見られます。

料理をすすめられる家族の方としては「摂食障害が治るのであれば」という気持ちから一生懸命食べようとし、限界に達すると家族の間がギクシャクしてしまうこともよくあります。