上腸間膜動脈症候群

十二指腸の水平脚という部分を腸の上の方にある上腸間膜動脈が圧迫し閉塞させてしまうことで急性の胃拡張や嘔吐といった腸閉塞の症状が出る上腸間膜動脈症候群は、摂食障害の患者さんに多く発症する病気です。

それは、適正な体重を保つことがこの病気の予防になるからです。逆に、急激なダイエットや一度に多量の食べ物を摂取することは上腸間膜動脈症候群のきっかけになることがあります。

この上腸間膜動脈症候群は、生命にも直接関わってくる重篤な病気です。摂食障害の方がお腹の不調を訴えて病院を受診したとして、拒食症タイプの人であれば極端にやせているケースがほとんどなので摂食障害であることは容易に診断されお腹の違和感から上腸間膜動脈症候群が疑われることもありますが、拒食と過食を繰り返すタイプの摂食障害の方などですと体重は適正を保っていることもあり、摂食障害であることと同時に上腸間膜動脈症候群を見逃してしまう可能性もゼロではありません。