選択的摂食障害

選択的摂食障害は拒食症のひとつのパターンで、決まった食べ物しか受け付けないのが特徴です。ごくわずかな種類の食べ物しか食べられなくなりますが、食べられるわずかな物が特定の店で決まったやり方で作られた物に限定されることもよくあります。また選択的摂食障害の人では、脂肪分や炭水化物を多く含む食べ物しか食べなくなるという調査報告もあります。

低年齢の頃の食べ物に関連する嫌な経験、例えばひどい食中毒に苦しんだことなどがきっかけとなって子供の頃に発症する人が多く、回りの人からは「偏食」や「好き嫌い」としか理解してもらえないケースが非常に多いのですが、健常な人の好き嫌いであれば成長とともに解消していくものです。

選択的摂食障害では、例えば2歳の頃からずっとフライドポテトしか食べていない、ピザしか食べられる物がない、といった症状が見られますが、この場合のピザやポテトにも熱々の物のみとか具材はトマトだけといった条件が付くケースが多いのが特徴です。

治療では、行動療法の一種であるオペラント条件づけが使われます。これは、選択的摂食障害の人が食べることができない食品をごくわずか用意し、それを食べることがクリアできたら好きな食べ物を食べOKとするやり方です。

こうしてご褒美をもらいながら口にできる食品の範囲を少しずつ広げていったり、催眠療法が用いられることもあります。