言いたいことが言えないストレスから

摂食障害を引き起こすきっかけと考えられているのが、コミュニケーション能力の低さです。ただし、コミュニケーション能力が高いか低いかというのは、人によって物差しが異なるため、摂食障害の原因となるコミュニケーション能力とは、言いたいことが言えるかどうかという点に集約されてきます。

子どもの頃、言いたいことを言って良くない状況に陥ってしまった経験を持つ人や、言いたいことが言えずに我慢する環境にずっと置かれてきた人は、知らず知らずのうちにインナーチャイルドを抱えてしまっています。それが摂食障害となり、食事をとる事を拒否してしまうのです。

犠牲となるのはたいてい子供で、子供がいかに親の影響を受け、その顔色を窺い、生活しているかが事例からわかります。親からの否定が自らを否定することとなり、子供ながらに親を支えなければと思い詰めてしまうのです。

そんなストレスが摂食障害となり、思春期になるとむしろそれが、ダイエットの成功といった誤った達成感につながってしまうほどの深い闇なのです。