摂食障害の合併症(拒食症)

拒食症の合併症をご紹介していきます。

嘔吐・便秘

・嘔吐

摂食障害の合併症で多いのが嘔吐です。なぜ吐くかというと、食べたものを吐いて、太らないようにするためです。しかし、吐くとまた胃がリセットされてしまい、満たされないので、過食に走ってしまうのです。無理に吐こうと手を突っ込むので、手の甲に「吐きだこ」ができることがあります。そして唾液腺が刺激され負担がかかることによって耳下腺や顎下腺がはれ上がってしまいます。

しかし、吐くことで自己嫌悪になってしまうと、さらにストレスが溜り、さらなる過食へと繋がってしまいます。そしてその分をまた嘔吐でリセットしようとする、そしてその行為に自己嫌悪・・・と悪循環は止まりません。

吐くことで一時的にでも気分がすっきりする場合もあります。吐くこと自体に嫌悪感を持ちすぎないほうがいいでしょう。

まずは吐く回数を減らしていくことが大切です。

・便秘

拒食症の場合、栄養不足から便秘になります。また、そもそも食べないので、出てくるものがないというのも理由の一つです。さらに、嘔吐と同じ考えから、下剤を多用することによって、大腸の働きが低下し、便秘を引き起こします。便秘は体に悪影響を及ぼします。激しい腹痛を伴うこともあるので、食物繊維の豊富なものを食べるといいでしょう。食物繊維の豊富な食品は、油分を吸収してくれ、腸の働きを活性化してくれます。カロリーも非常に低いので、取り入れやすいのではないでしょうか。粉末タイプの食物繊維もあるので、ぜひ取り入れて下さい。

貧血・低血圧

拒食症によって、体は低栄養状態にあり、体の中の残っているエネルギーを使わないようにしようとします。そのため、低体温、低血圧になり、女性ホルモンもみるみる低下していきます。重度の貧血により月経は止まります。

貧血は、血液の中の赤血球の量が少ないことをいいます。赤血球は体に酸素を運んでくれるのですが、貧血がひどくなるとちょっとしたことで疲れやすくなったり、動悸がしたりします。そして、貧血が進んだり、摂食障害によって女性ホルモンが乱れることで、生理が止まります。正常な生理が定期的に来るためには、最低でも体脂肪率が17%以上は必要です。ですが、一度このような症状が表れると、元の体重に戻るまで生理はやってきません。

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、お年寄りに現れる症状だというイメージがありますが、拒食によって骨を生成する栄養や女性ホルモンが低下すると、骨がもろくなり、骨折しやすくなってしまいます。

拒食症の原因として、過度なダイエットが挙げられます。しかし、「ダイエット=食べない」という危険な思考から、カルシウムや栄養素の不足で症状が現れます。
人間は、生きるために必要分をカルシウムを、自分の骨から補います。しかし、カルシウムが足りていないと、骨の密度がすかすかになってしまうのです。

炭水化物などを急に摂らなくなると、次にたんぱく質を栄養素として分解し、体の中に蓄積されていたエネルギーがどんどんなくなっていきます。

普段からカルシウムや、ビタミンDの多く含まれている海草類や緑黄色野菜を多く摂れるような食事を心がけましょう。

無気力

摂食障害に苦しむ人の多くは、自分を責め、自己嫌悪のループにはまりこんでしまいます。
このことから、うつに近い症状や、無気力に襲われます。
心の中に残っていたエネルギーを使い果たしてしまい、食べる気も、寝る気も、話す気にもならず、ただ1日部屋でほうっとしてしまいます。

体が重く、なぜかわからないけれど、何もする気が起きません。頭ではわかっていて、きちんと食べなければ、会社・学校に行かなければと思うのですが、体が思うように動いてくれないのです。

理解のない周囲が見たら、ただの怠け者に見えるかもしれません。
ですが、本人は友達に会いたいし、遊んだり働いたり、勉強したいと思っているのです。
しかし、それができないという葛藤と戦っています。
そして、当たり前のことができない自分を責め、さらに症状は悪化します。


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