摂食障害 原因

過度なダイエット、環境、性格・・・様々な要因が重なり合い、発症してしまうのが摂食障害です。ダイエットの延長のような簡単な問題ではありません。

心の中にある小さな闇が、ある日あなたを蝕んでいくこともあります。

それはあなただけのせいではありません。家族環境や職場環境なども大きく影響しています。様々な要因をひとつずつ解決し、少しずつ摂食障害を克服していきましょう。

摂食障害になりやすい性格

性格だけが起因となることはありませんが、摂食障害を引き起こしやすい性格というのはあります。過食症・拒食症どちらにも言えるのは、完璧主義ということです。

また、周囲の評価を異常なほど気にする人や、嫌とはっきり言えない、自分のことが嫌いで自信がない、なども摂食障害の人に多い傾向にあります。そのような人は幼少時代はとても扱いやすい聞きわけのいい子だったケースが多いです。

このような性格の人に共通して言えるのは、まだ自己アイデンティティが完成しきっていないということです。自分という軸が定まっていないため、相手に合わせすぎてしまったり、嫌と言えず、またそんな自分に自信をなくしていくという悪循環に陥りやすいといえます。

逆に、自己形成がきちんとされていて、自分の意見を主張できる人は、自分のやりたいようにできますし、不満やストレスも溜りません。

不安やストレスの負のスパイラルに陥りやすい性格こそが、摂食障害を引き起こす要因の一つになっているのです。

自分でそのような自覚のある人は、急に性格を変えることは難しいと思います。しかし、ストレスの上手な発散方法を開拓したり、自分に自信が持てるよう、何か趣味や新しいことにチャレンジするなど、少しずつ充実した日常を送ってみるのもいいかもしれませんね。

家庭・職場環境

<家庭環境>
家庭環境は、摂食障害の原因に挙げられます。家族の縁は切っても切れないものです。たとえ一人暮らしでも、家族の問題は、おおきな影を落とします。
特に、母親との関係が関わっていることが多くあります。
一般的に言われているのは、「愛情不足」です。

幼いころ、愛情をもっとも必要としていた時期に愛情を十分に受け取れないことで、本人の性格に影響を及ぼしていることがあります。

もちろん、母親だけでなく、父親も同様です。育児不参加、亭主関白、家庭内暴力、両親の不仲など、要因は様々です。
しかし、このような環境に生まれ育っても、健康的にも精神的にも何も起こらずに過ごす人もいます。あくまで、原因の一つであって、必ずこのような家庭で育ったから、摂食障害になるというわけではありません。

<職場環境>
人間関係、仕事でのトラブルと、職場でのストレスや精神的負担は数多くあります。そのようなストレスは、誰もが抱えていますが、完璧主義な人や、自分を責めてしまうような人は、精神的な理由から、摂食障害になる可能性があります。
実際、職場での人間関係に悩み、摂食障害になってしまった人は非常に多いのです。
過労によるストレスから、ドカ食いに走ってしまうケースもあります。

そのようなストレスをうまく回避し、発散できるすべを身につけられるといいでしょう。

愛情・自尊心の不足

先ほど、家庭環境が原因に関係しているというお話をしましたが、家庭環境、両親の育て方によってうまく自尊心が育たなかった場合、心に闇をかかえ、摂食障害、うつ病、不安障害などを引き起こす原因になります。

子どもがまだ幼いうちに、
「人に迷惑をかけるようなことはやめなさい」
「あれをやってはだめ!どうしてこんなことができないの!」

などと言い続け、子供を監視、圧迫していては、自尊心は育ちません。

一方的にしかりつけるだけでは、子供は何がいけないのか理解することができません。
子どもが頑張っている過程をきちんと評価してあげなければ、自身を持って何かに取り組む姿勢を育むことができません。

他人と違っても、出来ないことがあっても、それを全て受け入れ愛情を注がなくてはいけません。無条件に受け入れ、愛されることによって、子供の中で自尊心、ゆとりの心がはぐくまれるのです。

しかし、現実的に、それができない親が非常に多くいます。

子どもの頃に失った自尊心を、大人になってから再構築するのは簡単なことではありません。
しかし、摂食障害やうつは治療することができます。自尊心を取り戻しながら、ゆっくりと治療していくことができるのです。

ダイエット

摂食障害の大きな原因で、もっとも一般的ともいえるのは、ダイエットです。
痩せていることが美しいと思う気持ちから、過度なダイエットを行った結果、摂食障害に陥ってしまったというケースです。
摂食障害を患っている人の実に95%が女性なのもうなずけますね。

自分に自信がなく、それが体型のせいだと思い、ダイエットをしなければいけないと思い込んでしまいます。
最初は体重が落ちていって、周りにも気付いてもらえることが嬉しい気持ちになります。外見のことでほめられるのが嬉しい半面、太ってしまったら評価されなくなる、と不安になり、どんどん自分で食べないルールを作ってしまいます。
あるいは、食べた後に吐くなどの行為を繰り返します。

痩せていることだけは、女性の魅力ではありません。
趣味やうちこめるものを見つけ、そこで自分磨きをしていきましょう。外見、特に体重という指標は、年齢と共に変化していくものです。ですが、磨かれた内面は、いつまでもその人の魅力であり続けます。

適度なダイエットで健康的な体が一番あなたらしく、輝けるのです。


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<摂食障害について詳しくはこちら>

◆過食症の合併症とは⇒
摂食障害の合併症(拒食症)<下痢・唾液腺炎・高血圧・糖尿病・うつ>

◆拒食症の合併症とは?⇒
摂食障害の合併症(過食症)<便秘・免疫低下・貧血・骨粗鬆症・無気力>

◆正しい認識と治療で克服しましょう⇒
摂食障害の治療・克服<心の問題・理解・カウンセリング>

◆簡易診断で症状をチェック⇒
摂食障害の症状<簡易診断・拒食症・過食症>